- ナルニア国物語/第3章 アスラン王と魔法の島
- 英題:The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader
- 2010年 公開
ナルニア国物語シリーズの3作目にして、完結作です。
1作目から描かれてきたナルニアでの冒険譚が、この3作目をもって一旦終わりを迎えます。
ライオンのアスランや前作で初登場だったカスピアン王子も引き続き登場しますよ。
で、今作から新しく登場した新キャラ、ユースチス。
コイツがまた憎たらしいクソガキなんですが、彼も彼で、ナルニアの世界に足を踏み入れ、失敗しながらも大きな成長を遂げました。
ユースチスは、映画の最初のほうではいかにも意地悪な性格が伺えるイヤな顔つきなんですが、映画が終わりを迎える頃にはビックリするくらい柔らかい表情になっています。
一作通して観ると、同じキャラクターなのに随分印象が違うんですよ。
大変な目に遭ったけど、無事に帰れてよかったね。
このユースチスというキャラクターを演じているのは、ウィル・ポールター氏。
私はこの映画で初めてお見かけした役者さんでしたが、とても惹きつけられる方で、強く印象に残っています。
ウィル・ポールター氏はこの映画の出演当時はまだ子役の年齢だと思うのですが、作中でのキャラクターの成長度合いに応じて雰囲気まで演じ分けて表現できるところが、私好みの役者さんだなと感じました。
ちなみに、彼はメイズ・ランナーシリーズやなんちゃって家族などにも出演なさってますが、どれも全然タイプの違う役柄。
荒っぽいオトコを演じたかと思えばナヨナヨのチェリーボーイになってみたりと、とても柔軟です。
ジョニー・デップ氏や山田孝之さんのような、変幻自在のカメレオンのような役者さんという感じなので、そういう俳優さんが好みの方はぜひウィル・ポールター氏の他の出演作もチェックしてみてください。