ムーラン (1998)

ムーラン (1998)
  • ムーラン
  • 英題:Mulan
  • 1998年 公開
  • ( 3.0 / 5.0 )

中国の『花木蘭(ファ・ムーラン)』という伝説(伝承)がベースのディズニーアニメ映画。花木蘭のお話は、京劇などの演目にもなっているようですね。

更新情報
2020/10/24 実写版映画の公開について情報追記
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ストーリー

フン族との戦争のため父親が徴兵されそうになり、怪我の後遺症も抱えて年も重ねてきている父に成り代わって兵士として軍に参加した娘のお話です。

男性しか兵士になれない時代で、でもムーランは女性なので普通に集合場所に向かえば軍に入れてもらえない。そこで、父の剣と鎧を持ち出し、男装して軍に加わるという展開。

ディズニー映画の割には主人公とプリンス(今回は王子でなく兵長ですが)とのロマンス展開がだいぶアッサリだったところも気に入っています。

あと、私は『男装して軍に加わった女性』という設定だけを見てムーランは元々男勝りで勝ち気な女性なのかと思っていたのですが、いざ観てみたら全然そんなことなかったです。

男性らしい振る舞い方が分からずギクシャクしたり、男性たちの下品さや不潔さを目の当たりにして狼狽えるようなシーンもあれば、体力や腕力が他の兵士たちより著しく劣っているのを克服しようと夜中にコッソリ特訓するシーンもありました。

自分から軍に加わりに行くぐらい腕に自信のある女性の武勇伝かと思っていたら、男勝りでもなんでもない、ちょっと活発なだけの普通の女性の奮闘記でしたね。

必死の訓練で肉体面も強化して、機転を利かせて仲間とともに敵を追い払うなど頭脳面も大いに生かして。

ピンチのときに打開策を閃くのはいつもムーランでした。

腕っぷしだけあっても切り抜けられないピンチってあるでしょうから、もし、女性だからといってムーランを最初から追い出してしまっていたら、彼らの小隊はきっと全滅してたでしょうね。

ハッキリとそうは言及されていないものの、なんとなく、男性の腕っぷしと女性の知恵との対比のような構図も感じました。
その両方がうまく調和したことで、敵を退け国を守り通す結果に繋がって、良い終わり方だったなと思います。

続編のアニメ映画

ちなみに、本作には続編があるようです。
『ムーラン2』というアニメ映画なのですが、評判を見るとあまり芳しくないようでして、観ようかどうしようか、少し迷うところ。

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プリンセス?

ところで、ムーラン本人は身分的にはプリンセスではないと思うんですが、ディズニープリンセスの一員としてカウントされてるんですね。ちょっと意外でした。

同じディズニーアニメ映画の『シュガー・ラッシュ・オンライン』ではディズニープリンセスが一堂に会するシーンがあって、そこにムーランも映ってたんですよ。勇ましくてカッコよかったです!
ムーランが映るのは01:14〜16辺り。ほんの一瞬ですが勇姿が見られますよ。

ディズニーのグッズなんかでもムーランの商品はあんまり見掛けないし、プリンセス系のグッズでもムーランは大抵居ないので、まぁ姫じゃないしプリンセス扱いではないんだろうなーと思っていたのですが…ディズニーさんのこの辺の基準が少し気になります。

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実写版ムーラン

関連作について、もう一つ情報が。
続編ではないのですが、ディズニーアニメ映画の実写化シリーズの一つとして、ムーランの実写版の製作が決定しています!(※2019年1月時点)
既にムーラン役の役者さんも決まったようなので、今から待ち遠しいです。

予告編動画&公開予定日

ディズニー版ムーランの実写映画、ついに予告編動画が完成したようです!
日本での公開予定日も決定したみたい。(※2019年11月21日発表時点)

日本語版の予告編動画はこちらからご覧いただけます。

日本語版の予告編動画を見る限りでは、アニメ版にあった雪崩のシーンもちゃんとありますね。

予告編には魔女と呼ばれる女性が映ってますが…アニメ版にこんなキャラクター居ましたっけ?
実写版とアニメ版を見比べて、しっかり確かめたいポイントですね!

公開予定日の延期

当初は2020年04月17日公開予定だった実写版ムーランですが、現時点で、公開は延期となっています。(※2020年08月01日時点)

アメリカのほうで実写版ムーランの公開が無期限延期となることが決定し、公開予定カレンダーからも既に削除されているとのことなので、日本公開予定もそれに合わせられた形だろうと思います。

コロナウイルス大流行の影響により、世界中で映画館の営業時間や規模の縮小が行われていますから、この状況で新作を公開しても収益があがらず制作費の回収すら難しいでしょうし、仕方ありませんね…

今回の無期限延期が決定する前に何度か別の公開予定日が決まったりしていたのですが、それが延期に延期を重ねた結果、この度の「無期限延期」に辿り着いた流れです。

自分用のメモがてら、日本での公開予定日の発表と延期の流れをまとめておきます。

実写版ムーラン 公開予定日の発表と延期の履歴
  • 2019.11.21
    公開予定日発表

    2020年04月17日(金) 公開予定

  • 2020.03.02
    公開延期の発表①&新しい公開予定日の告知

    コロナウイルス流行の影響により公開延期が決定

    2020年05月22日(金) 日本公開予定

  • 2020.03.24
    公開延期の発表②

    コロナウイルス流行の影響により公開延期が決定

  • 2020.07.03
    新しい公開予定日の告知

    2020年9月4日(金) 日本公開予定

  • 2020.07.27
    公開延期の発表③

    コロナウイルス流行の影響により公開延期が決定

  • 2020.09.04
    映画公開

    ディズニー公式動画配信サービス『Disney+』で配信開始

日本での公開予定日の情報について、私はディズニー公式のムーランのページに掲載された範囲で確認していますので、気になる方はディズニー公式サイトのほうも確認してみてください。
ムーランのニュース一覧ページのリンクを以下に貼っておきます。

ボイコット活動

何度も公開延期が繰り返され、ただでさえ先行き不透明な実写版ムーランですが、これとはまた別件でトラブルも起きている様子。

どうやら、実写版で主人公のムーラン役を演じた主演女優の方の発言が香港や韓国で大反発を喰らって、ボイコット活動が勃発していたようですね。

Twitter等でボイコット用のハッシュタグ『#BoycottMulan』が作られてしまったりもしてて、なかなか反発されているみたいです。

また、このボイコット活動以前にも、一旦完成した実写版の試写会を行ったところ時代背景的に化粧や服装がおかしいとのことでブーイングが起き、一部を再撮影などもしていたようです。

んー…
いろいろと物議を醸している作品のようですね…

せっかく完成したけど、この作品のそもそもの原作である『花木蘭(ファ・ムーラン)』発祥の中華圏であまりにも反発を喰らってしまうようでは、しれっと公開したところでコケちゃうでしょうし…

コロナウイルス大流行の関係で公開延期が何度も繰り返されている実写版ですが、このまま、無期限延期という名の「お蔵入り」もあるのかもしれませんね…
私は、アニメ版との比較もしたいのでできれば観たいところですが。

ようやく実写版公開

何度も公開延期を繰り返したものの、2020年09月04日にようやく作品が公開されました。

しかし映画館では放映されず、有料契約が必要な動画配信サービス『Disney+』での公開となったうえに、月額料金とは別に『プレミアアクセス』という特別料金を約3,000円ほど上乗せしないと観れないという状況。

公開当初はDisney+での配信でしたが、2020年10月24日時点では他の動画配信サービスでも視聴できるようになっています。
約3,000円掛かるのはどの配信サービスでも同じみたいですが…

エンドクレジットの表記についても問題があったみたいで、公開された後も引き続き色々揉めてますし…

作品自体というよりも作品を取り巻く周辺がずっと何かしらザワついていて、なんというか、問題作になっちゃったなーという印象です。

また、プレミアアクセスは早期アクセス権みたいなもので、時期が来れば普通の月額料金のみで観られるようになるってDisney+のサイトにもハッキリ掲載されてるんですよね。

約3,000円って、映画館で払う1人分の大人料金の2倍ですよ?

私個人としては早期アクセスの料金を3,000円も追加で払ってまで今すぐ観たいという気持ちにはなれなかったので、実はDisney+は契約中なのですが、実写版ムーランは未だに観てないままです。

余談なのですが、アニメ映画のムーランをレンタル動画で観ようと思ってAmazonで検索した際、こんなフィギュアを見つけてしまいました。

ゲームセンター等の景品用の商品のようですが、『Q posket Disney Characters』というシリーズ名でディズニーのキャラクターのフィギュアがリリースされていて、他にもアリエルやベルのフィギュアなんかもありました。

なんだか可愛くないですか?ちょっと欲しいな。

Helga's Movie Log
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