デンジャラス・ビューティー2 (2005)

デンジャラス・ビューティー2 (2005)
  • デンジャラス・ビューティー2
  • 英題:Miss Congeniality 2: Armed and Fabulous
  • 2005年 公開
  • ( 4.0 / 5.0 )

2000年に公開されたデンジャラス・ビューティーの続編。

前作の出来事によってグレイシーの存在と顔が世間に広く知れ渡ってしまい、それが原因で捜査官としての仕事にことごとく支障が出ているということで、今までずっと現場一筋だったのに第一線から外されてしまう…という流れでお話がスタートします。

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グレイシーの(元)お相手

前作で主人公のお相手だったマシューズは、今作には出演していませんでした。
FBIの仕事における相棒でもあったマシューズですが、なんと、ちゃんとした別れも告げずに他所の支部へ転属してしまっているんですよ。
本人に素っ気なくされていて気にしていたところへ、彼の栄転の話を同僚から聞いて初めて知ったグレイシーはショックを受けます。

最初あんだけグレイシーのことをバカにしてたくせに、グレイシーが容姿を整えた途端手のひらを返したように口説き始めて、その挙げ句にこの別れ方ですか。そうですか。

実際には俳優さんのスケジュールや契約などの諸々の事情で出演に至らなかっただけだと思いますが、そうだとしても、その後の2人の関係についてこんな設定にしたのはちょっと酷くないかしら?

私がグレイシーを気に入ってるせいか、雑に扱われたような設定に少しガッカリしてしまいました。

まぁ、当のグレイシーはその悔しさを反動に新しい相棒たちとバンバン活躍して、前作に見劣りしないような成果をあげるんですけどね。

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新しい仲間たち

今作での新しい相棒とは、お互いに性格が真逆だと感じて反発し合ってしまい、最初は全然仕事になりません。
ですが、あるタイミングで、自分が普段は周りの人に見せないようにしている胸の内をお互いに話す機会ができて、そこからうまく協力できるようになっていきます。

潜入捜査として老人ホームに入居する(フリをする)ことになるのですが、この時の変装や仲間たちそれぞれが担当する役どころの演技が皆なかなかサマになっていて、この辺りも前作同様、楽しめるポイントの一つでした。

FBI側からすれば、組織の『お荷物』たちをひとまとめにして遠くへ追いやり、ミッション失敗の責任を取らせるという建前でクビにしてしまえば一気に『掃除』が済んで万々歳♪という算段でしたが…イヤイヤ、そうはいきません。残念でしたね!笑

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1作目と2作目、どっちのほうがおもしろい?

前作と今作の両方を観てみて、私はどちらかと言えばこの2作目のほうがおもしろかったなと感じています。
グレイシーが飾らず気取らず、かっこ悪い一面でも臆面もなくさらけ出して任務達成のため捜査に打ち込む様子は、良い意味で前作からさほど変わっていません。
それよりも、この2作目で登場した新しい仲間たちがみんなそれぞれ一癖あって、愛着がわいてきてしまうんですよ。

当たり前だけど、誰も完璧じゃないんですよね。
それぞれに悩みや困り事があって、でも決して腐らずに、どうにか前を向いて進もうとしてる。

はじめはボスに言われて渋々手を組んだ寄せ集めの顔触れだったけど、終盤にはもうバッチリ連携が取れていて、自分たちをハメようとしていた上官にもキッチリ返礼して物語が終息します。

皆それぞれ自分らしくやっていける在り方を掴んだ形で終わるので、前作も充分おもしろくて気に入っていますが、今作のほうがより自分好みの展開・結末でとても楽しめました。

 

映画のラストの様子を見る限りこの2作目でシリーズは終わりだと思いますが、もし今後なにか続きが制作されることがあれば、もちろんその時もまた観るぞ!と密かに期待しています。

そして、前作に引き続きこの2作目のほうも、デジタル配信のレンタル動画 は字幕版しか見つからないという現象。
なんで無いんですか…。

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