- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- 英題:Avengers: Infinity War
- 2018年 公開
MCU作品、アベンジャーズシリーズの3作目。
前作で、アベンジャーズのヒーローたちはキャプテンアメリカ派閥とアイアンマン派閥に分かれてしまいましたよね。
今作では、今までのアベンジャーズの映画に出演していたキャラクターのうち、アイアンマン派閥のキャラクターの出番が多めです。
あとは、Dr.ストレンジとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの皆さんの出るシーンが多かったかな。
キャプテンアメリカ派閥のキャラクターは、アイアンマン派閥のキャラクターたちとは別行動をしている流れなので出番がだいぶ少なめでした。
スカーレット・ウィッチとヴィジョンは出番がありますが、キャプテンアメリカやブラックウィドウなんかは、最後にチョロっと出る程度。
今までに出演していなかったキャラクターたちがMCUに合流してくるための導入編でもあったと思います。
私的には、サノスとガモーラの親子エピソードが見どころでした。
先日書いたブラックパンサーの感想とも少し繋がる点があるんだけど、この作品のヴィランであるサノスは世界が消滅しかねない手段を強行しようとしてて、でもそれは本人の私欲のためというワケではなさそうなんですよね。
手段はどうあれ、こうすることが最終的には世の中にとって良い結果をもたらすんだ、という信念のもとで行動してるように見えたんです。
で、この映画の中ではサノスも目的を果たすために自分の身を切って犠牲を払う必要があって、その『犠牲』というのが、意外にも『娘』であった、と。
娘のガモーラ的には、養父のサノスはただの悪人で、そんな奴と縁続きであることすら忌々しいような気持ちでいたと思います。
自分は親から愛されてないし、親子と思うのも嫌気が差すような間柄だと捉えていたぐらいなのに、サノスにとっての大事なものはまさかの自分だった…というこの展開。
ガモーラ的には気持ちの整理つかないですよね、こんなの。
それ以前に、整理をつけられるような時間も無いまま落ちちゃったけども。
サノスの思惑やガモーラの心情なんかは次の作品で描かれているはずだと期待してるので、次回作の公開を今から楽しみにしています。
まぁ…
次回作で今までの主要キャラクターの役者さんたちがシリーズ引退すると決まってるので、次回作が永遠に来ないでほしいような気持ちも同時に持ち合わせてるんですけどね。
次で終わっちゃうキャラクターがいるじゃん…終わってほしくないから次回作こないで!とも思ってしまいます。ちょっと複雑な気持ちですね。