2019年4月9日に新しくサービス開始した『Mitai』、及び同サービスのアプリ『Mitai 映画』。
早速利用してみたので、使い方や利用時の注意点、ちょっと気になった部分などをご紹介したいと思います。
ムビチケ購入手順については別の記事でまとめていますので、アプリからムビチケを買うときのやり方を確認したい方は、以下の記事のほうもぜひお目通しください。
Mitaiって？
株式会社ムービーウォーカーさんが新しく開始した、映画情報サービス(のアプリ)です。
映画の公開予定の情報を確認したり、ムビチケの購入操作や、鑑賞済みの映画の感想を記録したりすることができます。
また、ムビチケを購入して映画館で観た映画があれば鑑賞日や利用した映画館の情報が自動で取り込まれるので、記録する手間が省けて便利です。
映画鑑賞がご趣味の方のお役に立ちそうなサービスですね！
使い方
利用登録
Mitaiはムビチケのアカウントを利用して会員登録するサービスなので、まだムビチケのアカウントが無い方は、アプリの利用開始に際してムビチケの会員登録をする必要があります。
既にムビチケをご利用中の方は、新たにアカウントを取得する必要はありません。
アプリのインストール
サービスの公式webサイトはありますが、サービスを利用するにはアプリのインストールが必要です。
なお、サービス名は『Mitai』のようですがアプリ名は『Mitai 映画』となっていて、Androidのストアでは『Mitai』のみで検索してもヒットしませんでした。(※2019年4月12日時点)
ストアの検索からお探しになる方は『Mitai 映画』とアプリ名フルネームを入力してみてください。
その後、『Mitai』のみで検索してもヒットするようになりました！(2019年05月09日時点)
以前検索結果に出なかったのは、リリースされてすぐだったからなんでしょうね。
アプリへのリンクを貼れたらよかったのですが、Mitaiの利用規約に違反する可能性が高かったので断念しました。
規約によれば、事前にMitai運営側へ許可を申請して、先方の承認が得られてからでないとアプリへのリンクを貼ってはいけないようでしたので…
お手数ですが、興味を持って頂けた方は検索してみてください。
Androidの方はPlayストアの検索から、iPhoneの方はMovie Walkerさんのアプリリストから見つけられると思います。
インストラクション(3画面)
Mitaiのアプリでできることが、3ページで紹介されます。
みたい映画が探せて、リストにしておけること。
ムビチケオンライン券がMitaiアプリから購入できること。
みたいリストに入れた映画の通知が受け取れたり、みた映画の記録がつけられること。
案内の3ページを見終わったら、画面下部の『次へ』をタップして次の手順に進みます。
みたい映画を選ぶ
ざっくりとMitaiのサービスについての解説を見たあとは、いよいよ設定開始！
映画のリストが表示されるので、その中から自分が観たいと思う映画を3つ以上タップして、『みたい』の記録をつけます。
最低3つは選ばないと次の画面に進めませんので、なかなか無い場合はテキトーに3つ選んでおいてください。後で『みたい』のリストから削除できますのでご安心を。
選び終わったら、画面の下の方に出現する『次へ』のボタンをタップします。
現在は、観たい映画を一つも選んでいない状態でも次の画面に進めるようになっています(2020年1月26日時点)
みた映画を選ぶ ※注意事項あり
次は、『みた』映画を選びましょう。
みたい映画の選択画面と同じように映画のリストが表示されるので、自分が今までに観たことのある作品を3つ以上タップします。
このとき、既にムビチケのアカウントがある方は要注意！
ムビチケを買って鑑賞した作品は、ここではタップしない(みた記録をつけない)でおくことをオススメします。理由はこちらでご案内しています。
この選択画面も、3つ以上選ばないと次の画面に進めないので、観たことのある映画がなかなか出てこない場合はテキトーにどれか3つ選んでおいてください。不要な記録は後で削除できます。
選び終わったら、画面の下の方に出現する『次へ』のボタンをタップしてください。
一つ前の『みたい』の選択と同じく、この『みた』の作品選択の手順も、現在は未選択のままでも次の画面に進めるようになっています(2020年1月26日時点)
ムビチケのアカウントでログイン
お次は、アカウントのログイン画面です。
Mitaiのサービスはムビチケのアカウントでログインして利用する仕組みなので、ムビチケを既にご利用中の方は、そのアカウント情報をフォームに入力してください。
まだムビチケをご利用になったことのない方は、ここで、Mitaiではなくムビチケの新規アカウント登録が必要です。
利用登録完了！
ムビチケのアカウントでログインできたら、Mitaiの利用登録完了です。
Mitaiの機能
初回の利用登録手順が完了すると、ホーム画面になってアプリの機能が利用できるようになります。
アプリの画面上部にタブのエリアがあり、各タブの切り替えでそれぞれの機能にアクセスできる仕組みです。
ホーム
アプリを起動したときに表示される、基本の画面です。
購入済みのムビチケのリストとか、今後観る映画を探そうとするのに役立ちそうなピックアップ情報が並んでいます。
具体的には、以下の5項目にまとめて表示されますよ。
- 自分のムビチケポイント
- 購入したムビチケ
- みんなが見たいトレンド映画
- みんなが見た注目映画
- あなたにオススメの映画
みたい
要は、ウォッチリストです。
Mitaiのアプリ上で、各映画の作品ページなどに表示されている白抜きのハートマークをタップすると、ハートに色が付いて、この『みたいリスト』に追加されます。
ここに追加しておいた公開前の映画は、公開日を通知させることができるので、見逃し防止にぜひ役立ててください。
もちろん、新作映画だけでなくすでに公開済みの作品も登録できるので、次に見ようと思っている映画のメモとして使うのも便利そうですね。
みた
自分の鑑賞済み映画のリストです。
ムビチケの購入履歴のデータをそのまま鑑賞履歴として利用する設定にしている方は、ムビチケを使って映画館で映画を観れば、このリストへ自動的に日付と利用した映画館が記録されます。
ムビチケの購入履歴データでの自動記録以外にも、鑑賞済みの映画を検索して手動で記録をつければ、このリストに追加されますよ。
手動で記録する場合は、作品ページなどに表示されている目のアイコンをタップすると、アイコンの色が青くなって、『みたリスト』への追加が完了します。
試写会
『試写会』という項目名ではありますが、試写会のみならず、映画の公開記念キャンペーンの情報なども掲載されています。
ざっくり言うと、応募して抽選で当たる類のものの情報ですね。
なお、試写会やプレゼントへの応募をするには、ムビチケのアカウントでログインしておく必要があります。
※Mitaiは、基本的にムビチケのアカウントでログインして利用するサービスですが、ログインせずゲスト利用という使い方もできるようです。詳しくは、Mitaiアプリ内のヘルプページでご確認ください。
試写会には黄色の『試写会』アイコン、プレゼントキャンペーンには青い『プレゼント』アイコンが付いているので、情報が多数並んでいても大まかな見分けがつきやすくなっていて良いですね。
公開予定
公開予定の映画の情報が見られるページです。
- ムビチケ まもなく販売終了
- 今後の公開作品
ムビチケは映画の前売り券ですから、購入できるのはその映画が公開される前日まで。日付が変わって公開日になった時点で、販売終了してしまいますよね。
このページでは、近日販売終了するムビチケのリストがバッチリ表示されているので、ムビチケの買い逃し防止に役立てられそうです。
後で買おうと思って忘れていたら、公開日を過ぎてムビチケを買えなくなってしまった…ということ、ありませんか？
私はあります。何度もあります…
そんな悔しい事態にならないように、映画の公開日(とムビチケ販売終了日)の情報は、しっかりと把握しておきたいですね。
今後の公開作品のリストには、ムビチケの販売のない映画も含まれます。
余談ですが、いまのところ、ポスター画像つきで表示される作品と、ポスターではなく作中のワンシーンの写真つきで表示される作品、あと画像なしで作品名のみの表示になっているもの、3パターンあるようですね。
ザッと見た限りではどういう法則なのかは分かりませんでしたが、もし分かったら、またこちらにメモがてら書いておこうと思います。
上映中
映画館で現在上映されている最新作の映画のリストと、少し前に公開されて引き続き上映中の作品の情報が見られます。
- NEW
- 国内映画興行収入ランキング
- 先週以前の公開作品
Mitaiの新規登録時に気をつけること
ムビチケで鑑賞した作品は『みた』の記録を付けない
Mitaiの新規登録時には自分の鑑賞済み映画を選ぶ画面があるのですが、ここで、ムビチケ利用で鑑賞した映画は選択しない(記録をつけない)ことをオススメします。
何故って、鑑賞履歴がダブるから。
ムビチケのアカウントと連携させると、ムビチケ側で記録されてる購入履歴が一旦自動的に取り込まれるので、手動で記録操作をしなくてもMitai側に鑑賞記録がつきます。
なので、取り込まれたムビチケ購入履歴の分とMitai新規登録時に手動で選択した分とで、2回分の記録が付いてしまうんですよね。
とはいえ、Mitai側の鑑賞記録は手動で削除することができます。
記録が重複してしまったとしても、後からどちらかの記録を削除していけばいいだけなんですけど…
数が多いと削除の手間も結構かかるので、これから新規登録を行う方でムビチケ購入履歴のデータを鑑賞ログとしても使っていきたい場合は、DVDなどの映像ソフトやNetflixなどの配信サービスで鑑賞した作品だけに絞って『みた』のチェックを付けるようにしたほうが、後々ラクに済むかなーと思います。
なお、ムビチケのアカウント連携をしてもムビチケ購入履歴を同期させずにMitaiを利用していくこともできます。
ムビチケの購入機能だけ利用しつつ、ムビチケとMitaiのサービスとでそれぞれキッチリ分けて使いたいという方でも大丈夫！
でも、Mitaiの登録をする際に初回は一旦全部取り込まれてしまうので、登録が完了した後でムビチケの購入履歴を利用しない場合の項目を参考に、アカウントの設定変更をしておいてくださいね。
既に記録がダブってしまった場合は…
さてさて…
ムビチケの購入履歴が自動で取り込まれる仕様だと知らずに、アプリの新規登録時に手動で『みた』をつけてしまい鑑賞記録が重複してしまった方。
ご安心ください。
後から記録が消せますから、どちらか片方を削除しましょう。
ただし、削除の仕方には注意が必要です。
ムビチケの履歴を利用する(記録に残しておきたい)場合
ムビチケの購入履歴をそのまま鑑賞ログとしても使いたい場合は、以下の手順で、Mitaiの会員登録時に手動で付けたほうの記録だけを個別に削除してください。
- みたリストで、記録を削除したい映画をタップして作品の鑑賞履歴ページを表示します。
- 重複している鑑賞履歴のうち、削除したいほうの記録の右端にあるゴミ箱アイコンをタップします。
- 鑑賞履歴を削除するかどうか尋ねるウィンドウが出るので、『削除する』をタップ。
これで、ダブってしまった余分な鑑賞履歴を削除できました！
Mitai側で一度削除したムビチケ購入履歴による鑑賞記録は、購入履歴を再度読み込んで連携し直したとしても、鑑賞記録として復元させることができません。(※ムビチケ側の購入履歴データが消えるわけではありません。Mitai側での記録に関しての注意事項です)
改めて手動で鑑賞記録をつけることはできるんですが、手動でつけた記録には、ムビチケで鑑賞した作品であってもムビチケのマークは再表示されないんですよね…。
今のところ、ムビチケのマークが表示されるかされないか…という違いしかないと思いますが、ムビチケ側の履歴を活用していきたい方は、ムビチケ購入履歴による鑑賞記録のほうを削除してしまわないように充分お気をつけくださいね。
私は、うっかりムビチケ履歴での記録ごと削除してしまい手動で記録し直した分が多数あります。せっかく自動で取り込めたのに勿体なかったなー…
ムビチケの購入履歴を利用しないように設定する
ムビチケのアカウントを連携しても鑑賞履歴には反映させなくていいや、って方は、アカウント情報のメニューからムビチケ購入履歴をMitai側へ反映させないように設定できます。
手順は以下の通り。
- アプリ左上のメニューアイコン(三みたいなアイコン)をタップ。表示されていない場合は、アプリの画面をちょっとスクロールすると上からヒュッと出てきます。
- 設定の下の行の『アカウント情報』をタップ。
- ムビチケとの連携という項目内の『購入履歴の連携』をオフにする。
これだけです！簡単でしょ？
ただし、Mitaiのアプリ利用開始時に一旦自動で取り込まれているムビチケ購入履歴と鑑賞記録は、この設定で購入履歴を連携させないようにしても自動で削除されない仕様のようです。
ムビチケ購入履歴による鑑賞記録が不要な方は、お手間ではありますが、手動で鑑賞記録を削除してください。
データがリンクされてるんだか、されてないんだか…
ぶっちゃけ、この辺りの仕様はあまり使いやすくはないなーと感じます。
Mitaiのイマイチなところ・気がかりな点
実際にMitaiを利用してみて、イマイチだなーと思うところや気になる点もいくつかあったので、メモを兼ねて共有させて頂きます。
ムビチケの購入履歴が確認も通知もなしに問答無用で取り込まれる
このサービスはムビチケのアカウントを利用してログインするサービスですから、ムビチケの機能がMitaiのアプリ内で使えるという点は、Mitaiのセールスポイントの一つですよね。
でも初回の登録操作の段階では、ムビチケの購入履歴を取り込むか取り込まないか、どうしたいかを利用者に対して聞いてきてくれないんです。
履歴が取り込まれますからねーとのお知らせも一度も無いまま、登録完了した時点で既に勝手に取り込まれてる。
私自身は、ムビチケの購入履歴がそのままMitaiでの鑑賞ログになることは歓迎です。
手動で記録をつける手間が省けてラクだし、どこの映画館で何月何日に鑑賞したのかまで記録されるので便利だと思うんですよ。
ちょうどいいので、ムビチケ購入履歴をそのまま映画鑑賞履歴として流用したいと考えてる派です。
でも…ムビチケのアカウント情報を入力する前に絶対選択させられる『みた映画』。
これを選択する段階では、後でムビチケ購入履歴が取り込まれる旨には一切触れられないので、私は画面の表示の通り自分が観たことのある作品を素直に選びました。
それで最後まで登録手順が済んでみたら、ムビチケ購入履歴による鑑賞記録に加えてもう一回観たことになってる。
えー…じゃあさっき『みた』映画のとこで記録つける必要なかったじゃん…
後から鑑賞記録を削除することはできますが、そもそも、ムビチケを買って観た映画は自動で記録がつきますよ！と先にお知らせぐらいしておいてくれてたら、削除する手間は掛からずに済んでたと思うんですよね。
自動で履歴が取り込まれて記録されるなら、手動で記録をつけさせる前にその事を知らせるぐらいはしてほしい。
最後まで知らせない仕様を貫くのだったら、次項で書いているように、手動で記録する操作の前に履歴の取り込みを済ませておいてほしい。
というか、もう一歩踏み込んで言えば、『連携しますか？』とか『データを取り込みます、よろしいですか？』のような確認のプロセスも挟まずにサイレントで取り込み完了になるというのは、自分が今までに利用してきたサービスやアプリの中ではそんなに見掛けない仕様だったなというのが正直な感想です。
利用開始時の登録手順の順番
そして前項に引き続き。
どのみちムビチケ購入履歴が問答無用で取り込まれる仕様なのだったら、せめて、Mitaiの利用開始時の操作の順序を入れ替えておいてくれればいいのにと思いました。
仮に、ムビチケのアカウントでログインを済ませて購入履歴を取り込み終わった後であれば、みたい映画もみた映画も、ムビチケ側に記録データがあるものはMitai側に反映され終わってるわけですよね。
そうなった後で『みたい』・『みた』映画を選ぶという順番だったなら、わざわざ不要な鑑賞記録を手動で付けて更にそれを削除する、という二度手間は発生しないで済むと思うんですよ。
それか、みたい映画・みた映画を選択させる作業自体をとばす(スキップする)ことができるようにしておくとか…
アプリを作る段階で、登録の操作手順について誰も異を唱えなかったんでしょうか？
まぁ、二度手間だと思う人が、私以外に誰もいないのかもしれないですが。
退会や解約に関する記載が見当たらない
これは、利用規約を見ていたときにちょっと引っかかりました。
ヘルプやよくある質問のコンテンツ内にも利用規約の中にも、ユーザー側から使用を取りやめたい場合にどうしたらよいかという情報が見当たらなかったんですよ。
私の探し方が悪くて見つけられないだけなのかもしれませんが、この記事を書いた時点(※2019年4月12日)では、Mitai側からサービス終了することがありますよー、その場合でも何ら保証はしませんよーという内容ぐらいしか、終了や解約に関係のありそうな表記がありません。
ムビチケのアカウントでログインするサービスなので、Mitaiのみの退会ということができない仕組みなんでしょうか？
それでも、ムビチケとMitaiは別々のサービスだと思うので、アカウント連携解除とか、ムビチケ側に『このアカウントでのMitaiへのログイン権限を削除する』みたいな設定項目があったりとか、何かしら解約や退会にあたる機能はあるのが当たり前だと思っていたのですが…
一応ムビチケのサイトも見に行ってみましたが、ムビチケのアカウント設定などにも、Mitaiとの連携解除のような項目はありませんでした。
トラブルが起きないうちはそれでも問題ないでしょうけど、ユーザーの意思での退会や使用終了ができない仕組みなのであれば、ちょっとマズいんじゃないかなーという気はします。
まとめ
新しくスタートした映画情報サービス、Mitai。
いろいろと言いましたが、私は今のところ概ね気に入って利用しています。
今まではブラウザからアクセスするしかなかったムビチケのサービスですが、映画情報の収集や鑑賞記録の管理をしたり、ムビチケ購入や発売通知の受信などが全て一つのアプリ内で利用できるという点は、自分にとってはとても便利だと感じるポイントです。
まだ始まったばかりのサービスなので、今後どう育っていくか、便利に使わせて頂きながら様子を見守っていこうと思っています。
普段からムビチケをご利用になっている映画ファンの方は、ぜひ一度お試しになってみてください。
快適な映画ライフの、便利なお供になりますように！
